泉にいるワニ
泉がありました。
そこから大きなワニがあがってき、小さいワニが続きました。次々にワニが集まってき、
―だから あなたの多くの労苦は忘れ去られる。
あなたが泉を守り続けることをしなかったし、
堂々と、この泉にいてはならないものが来て、のさばっている。
追い出して、この泉を聖めなさい。
この泉の持ち主は来て、イエスさまの叱責を受けました。
ところが このままほったらかししておいたのです。
泉は臭くなり、サタンは笑いました。
いくつもビンを持ってきて、ビンの中身をまき散らしていました。
――その人は、祈らなくなりました。聖書も読まなくなりました。
教会も通わず世には興味を示し、世の人と同じようになりました。
この人は叱責を嫌いましたので、大事なものを失いました。
失ったものは多かったのですが、この人は心に留めませんでした。
泉はますます汚れ、けがれ、再び来て叱責を受けることも嫌がったので水は減り続け、とうとう水がわずかになりました。
終わりの日の来る前に、心かたくなにしないで痛い言葉も喜んで聞き、泉を聖めていたら良かったのに……。
後悔しても間に合わない日がやってくる。音もたてずに盗人のように。
眠っている人達が見えました。集団で眠っているのです。
「起きて!時計はもうこんな時間!」
―うるさいな、まだ暗いよ。眠いんだ。今は夜中の何時か―
夜回りは言う。
「あと、半時と、わずかな時間で夜が明ける。あなたは目覚めないのか?」
―――眠いよ。もう少し、あとちょっとだけ―――
そうやって、まどろむ事を愛し、もうちょっと……もうちょっと……で また眠りにつく人々
夜明けは近いわ。
救い主が帰られる日の準備をしましょう。
帯をしめて、主人の戻ってくるのを、今か 今かと待ち構えている人は幸いです。
イエスさまが、戻ってこられる日に恥を受けることがないでしょう。
ところが眠っている所を見られる人達は、暗闇に放り出されて、大恥を受けます。
主人の心を知りながら、その思い通りに働きもせず 迎える準備もできていなかったからです。
主は再び来られる前に聖徒たちを見回し、準備ができていないと嘆いておられる……
わたしの準備は整ったのに、
あなたたちが わたしを迎える準備ができていないと――