【東大阪市にお住まいの皆さまへ】
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主よ。どこへいらっしゃいますか?

栄光の国へ帰る準備をして弟子たちをしっかりと整えている中、トマスがイェスに聞きました。


「主よ。どこへいらっしゃるのか、私たちにはわかりません。どうして、その道が私たちにわかりますか?」

道を知らないと言う。疑い深いトマスはイェスの心を苦しめている。


「道を知らないと言うのか。
今まで共にいて、会話しながら歩んで来た道が“道”であるのにその道がわからないというのか。」


出会って共に生活した3年がすべて道であったのに、道を知らないというトマスの愚かさに主の心は本当にもどかしくなった。


【ヨハネの福音書14:6】
わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。


と語ったことばに弟子たちはまたも理解出来ず誤解してしまう。


わたしが道だ。この道だけが父の所に行ける道だ。


古代社会のエジプトからイスラエル、そしてハランを経由してバビロンに行く道があった。

その道を“王の大路”というが、その道は荒野と砂漠を開拓して造った道で、オオカミや獅子、蛇、他の多くの獣から守られ、また もっと恐ろしい強盗たちから身を守る道であった。


イェスが道であるというのは、険しい砂漠と荒野を歩んでいるすべての人間が イェスの道で真理といのちに会えるので、その道に入って主に会うことを主は願っている。

その道以外に主に会える道はないのだ。


トマスに道を説明したら、今度はピリポが口を開いた。


【ヨハネの福音書14:8】
主よ。私たちに父を見せて下さい。そうすれば満足します。


【ヨハネの福音書14:9】
ピリポ。こんなに長い間あなたがたといっしょにいるのに、あなたはわたしを知らなかったのですか。わたしを見た者は、父を見たのです。 どうしてあなたは、『私たちに父を見せてください』と言うのですか。


『こんなに長い間あなたがたといっしょにいるのに。』と言われた。


耳の鈍い者よ。聞く耳が必要なのに聞く耳がない。

主がこのように語ったのはピリポだけだろうか。


神を見せてくれと言う者たち、イェスの前で神の顔を見せてくれという目の見えない者たち。

目がないのに見せてもわかるのか。見る目がない。目がないのに道がわかるのか。前が見えないのに、神を見せてもわかるのか。


しかし トマスやピリポはまだ正直者で純粋な者である。


知らないのに知っているふりをしてむなしい夢を見ながら無駄な時間を過ごしている人々に比べるなら、彼らは正直者だ。


知らないならば聞きなさい。道を聞くのか。
しかし どうしてその道にいながら、さらに道を聞くのか?


神が見たいのか。それであるならば わたしが見せる。わたしを見ているのか。わたしが道である。
それでもさらに道を探していると聞くならば、それは道を聞いているのではなく、無理なことを言って困らせる人である。


“道”に道を聞きながら、イェスに神を見せてくれと言う人 は信じる気もなく、ただ神をあざける不信仰な者であるのだ。


あなたはイェスとどれぐらい長く一緒にいるのか。
長く一緒にいるのに 未だに道がわからないと言って道を探しているのか?


今も神を見せてくれるならば もっとよく信じられるのにと思っているのか。

そうであるならその目は見えない目であり、未だにイェスに会ってないことを知らなければならない。


イェスが自分たちのところに来て、自分たちの目の前にいるのに 多くのユダヤ人がイェスを受け入れなかった。
目が見えないからだ。


【ヨハネの福音書1:9-11】
すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。 この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。この方はご自分のくにに来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。


【黙示録3:17-18】
あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。
わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精錬された金をわたしから買いなさい。 また、あなたの裸の恥を現さないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。


火で精錬された金を買いなさい
キリストを信じる信仰の中で自分の十字架を負って信仰の試練を通して純金のように聖い者になるのが霊的に富んでいる者である。


白い衣を買いなさい
白い衣は義と聖潔と勝利を象徴する。キリストの血で罪贖われ、清められ、義とされた者は、罪に対して無関心であってはいけない。 罪から離れ、罪を悔い改め、正しい行いによって白い衣を着るべきである。


目薬を買いなさい
肉の欲をもって肉のものばかりに関心がある人は霊の目が見えない人である。その人たちは霊的なものに対しては無関心である。 だから聖霊の賜物を受けて霊的な分別力が与えられるように求めないといけない。心の目が開かれることを祈るべきである。

警告のラッパ
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