【東大阪市にお住まいの皆さまへ】
近鉄 八戸ノ里駅・徒歩3分の 八戸ノ里キリスト教会 です

自分の行いに応じてさばかれる

毎日が、昨日の続き。


昨日があって今日が来た。

だから、明日も同じように――きっと来るはず。


終わりの時代何もかもが目まぐるしく早く過ぎ去って行く。


昨日と同じ今日にはならず、今日と同じ明日が来るかどうかは 誰にも分からない。


(娘よ)



主が来られました。


動き出した電車に乗っています。

いったい何処へ行くのだろう。


乗っているのはわずかな人たち。


窓の外は、真っ暗です。


駅に止まると、どっと人が乗って来ました。

次々に駅に止まり、人々は目的地に向かって行きます。


私の隣に立つのはイェスさま。


吊革につかまり、黙ったまま。

窓の外は相変わらず真っ暗。


「イェスさま、私たちは何処で降りましょうか?」


何も答えられないイェスさま。


ただ私の目をじっと見て
心配せずともよい――目が語っています。


長い時間乗ってずいぶん遠くまで来ました。


もう、ほんのわずかしか乗っていません。


ある駅に着くと刃物を持った若者達が数人乗りこんで来ました。


私たちを睨みつけて目を離さず、大声を張り上げます。


車掌さんが来ました。


「お客様のご迷惑になりますからやめてください」

一人が切りつけて怪我をした車掌さんは悲鳴をあげて走って行きました。


他の一人は私の所へ来て「姉ちゃん、さっきから何つんとすましてんだよ。気にいらねぇな。文句があるなら、はっきり言え!」


私が黙っていると数人の男達に囲まれました。


「叫んだって誰も助けに来る者はいないぜ。覚悟するんだな」

よく切れそうな長いナイフを突き出します。


――その時、
キキキキキ~~~~ッ!!!すごい音とともに、急停止をかけた勢いと
そのまま何処かへ突っ込んだ衝撃で、多くのものが吹き飛びました。


私を取り囲んでいた男達は勢いで飛ばされ、ひどく体を打ちつけました。

車両の端まで飛ばされて行ったのです。


私を支え飛ばされないように守ってくださった方は、その時
私をしっかり支えて離さなかったので私は怪我1つ負いませんでした。


車内はメチャメチャになり真っ暗になりました。


何の物音もしません。

静かすぎる車内です。


見ると、飛ばされた男達から霊が抜け出てくる所でした。


死んだ男達の体はピクリとも動かず、目を開けたまま
血が流れています。


ふわ~~~っと霊が抜け出てきました。


それを待っていたサタンが、すぐ近くまで来ています。


戸惑っている男達の霊は、何が何だか分からず、
自分達の死体を見て愕然としています。


そこへ気持ち悪いサタンどもが襲いかかって、悲鳴とともに
彼らは掴まれ連れて行かれました。


(行こう)

イェスさまは私に語り歩き出されました。


立ち止まっている
私にイェスさまは振り返ってまた言われました。


(行くんだよ。
分かるな。地獄だ)


イェスさまは私の手をとって歩き出されました。


彼らの叫び声がまだ私の耳に残っています。


黒っぽい、鬼のような角を
生やしたサタンが、彼らに激しく掴みかかり引きずって連れて行った


――あの先にある地獄まで、行くの?!
歩きながら再び、恐すぎて涙がこぼれてきます。


また行くの?!あの恐怖の場所へ。


「ギャ~~~ッ!!」縛られた男が台の上で拷問を受ける所に来ました。


「あぁ!さっきの男じゃない!私を脅したあの男じゃない!」

サタンは長いナイフを持ちニヤニヤしています。


あぁ、気持ち悪い~気持ち悪い。


この場所は一体何?
似たように縛られ拷問を受けている人達がたくさんいる。


気持ち悪くて立っていられず、吐きそうです。


泣き声と、悲鳴と、サタンの奇声と、笑い声が混ざり合って――

もはや立っていられません。


(娘よ。さらに深く入って行こう)


顔を覆いうずくまった私に主が語られました。


(以前、あなたに見せた地獄より今回はさらに進んで行き
別の所を見せよう。


多くの者達が地獄を訪れている。


それはまだ生きている者達にここで見た事、聞いた事、知った事を
証させる為である。


人間は本来ここに来てはならない者であるのに、天国を目指して
生きる者達のなんと少ない事か。


われらの娘よ、見るがよい。

さらに深みに連れて行こう)


一人の天使が私を支えてくれました。


歩いている途中で何かにつまづいてこけそうになりました。


「キャ~~~ッ!」薄暗い中やっとの思いで歩いていた私の足元には、
死体のように見える人間がたくさん転がっています。


「生きてるんだわ…」うめき声がかすかに聞こえてきます。


(聞いてごらん)

主が語られたので、おそるおそる近づいてみました。


すると男は急に手を伸ばして私の首を掴み、
目を大きく見開きました。


「キャ~~ッ!!キャ~~ッ!!」

私は大騒ぎして手を振りきり這って逃げました。


恐すぎて、涙が溢れ、心臓がバクバクいってます。


男の目は見開かれたままその大きな目は血走りしかし私を見てはいません。


男の口から出る言葉は、恨みつらみ、嘆き、後悔。


やっと聞きとれる声で
語るその体に更にサタンらが苦しみを与える為に近づいて来ました。


天使は私を連れてイェスさまとともに少し離れました。


多くのサタンが
武器を持って彼らの所へ来、踏みつけながら拷問し始めました。

「あぁ…どうして…」涙が溢れます。


ここにあるのは恐怖ばかり。


一筋の光もなく、闇と燃える火、熱さと絶望、這いまわるサタン、
飛び交うサタン、目に見えるすべてが、聞こえて来るすべてが、
肌で感じるすべてが、強烈な匂いが――私の全身を凍らせる。


あぁ主よ。


助けてください。


憐れんでください。


主が、倒れた私に近づいて手を握ってくださいました。


(あなたには語る使命がある為に、恐くても見なければならない。

辛くても苦しくても、知らなければならない。


先に行きたくなくても
前に進まねばならないのだ。

私とともに)


主は私の手をとって起こされました。


歩いて行くと、裸の女性がはりつけにされていました。


体には大きな蛇が巻き付いています。

蛇は一匹や二匹ではありません。


さまざまの種類の蛇が体に、柱に巻き付き噛みついて、
体を食い破り、女性は絶叫していました。


そんな柱がいくつもいくつも立っているのです。

道の両側にそれはずっと続いています。


今度こそ私の足は固まり涙と恐怖で立っていられなくなりました。


「どうして、こんな目に……」涙が溢れます。


こんな恐ろしい光景を見た途端に倒れないのがどうしてなのか 分かっています。


主が私を支えて私の目、心もすべて守っておられるから
―それしかないです。


地獄は異常な光景でそれを見るのに耐えられる人など
多くはいません。


私のような気の弱い者がどうしてこんな光景をひと目見る
だけで気絶しないですむのか――

主が私に教える為に私のすべてを守ってくださるゆえです。


どんな罪を犯したからといって、こんな酷すぎる仕打ちを永遠に受けなければ
ならないのだろう――


(娘よ、あの女性の柱の下へ行って彼女の声を聞いて来なさい)


ゾォ~~ッと、しました!!!


「主よ~!!お願いですから、私を支えて私の手をしっかり掴んで離さず、
ご一緒してください。


そうでなくても恐くて恐くて涙でもう何も見えないんです」

主と近づいて行きました。


途中蛇が、バサッバサッと柱から落ちて来、私の足に巻き付こうと
しましたが、主に一喝されて逃げて行きました。


やっと、やっと近くに来ると彼女は絶叫しながらもイェスさまを見ました。


「あんただね!あんたがイェスさまなんだね!
言っとくれよ。


この蛇どもに。


私から離れろと! 私を食うなと! 私を苦しめるなと!

私は何にもやっちゃいない。


ただこの体を使って男たちを、妻たちから引き離してやっただけさ。


何が悪いんだよ。


何が悪くてこんなひどい目にあわされるんだか――
あぁ~~っ!!!」

蛇はひどく噛みつき、首に噛みついたので女性はもう何も言えませんでした。


私は見ていられず全身の力が抜けて倒れ込みました。


(わが子よ、ここまでだよ。

あなたがこれ以上耐えられないからだ。

しかし地獄は広い。


人はその犯す罪によってさばかれ地中深くその霊は暗闇にのまれていく。


その先にはこのような地獄があるのだ。


人は恐れなければならない。

来てはいけない。


誰一人として。


あなたたちが思うはど地獄は甘くはない。


これは地獄でもまだ非常に浅い所であるからだ。


【ルカの福音書13:23-24】
すると、「主よ。救われる人は少ないのですか」と言う人があった。

イエスは、人々に言われた。

「努力して狭い門から入りなさい。

なぜなら、あなたがたに言いますが、

入ろうとしても、入れなくなる人が多いのですから。



【黙示録20:12】
また私は、死んだ人々が、大きい者も、小さい者も御座の前に立っているのを見た。

そして、数々の書物が開かれた。

また、別の一つの書物も開かれたが、それは、いのちの書であった。

死んだ人々は、これらの書物に書きしるされているところに従って、

自分の行いに応じてさばかれた。




警告のラッパ
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