【東大阪市にお住まいの皆さまへ】
近鉄 八戸ノ里駅・徒歩3分の 八戸ノ里キリスト教会 です

目を覚ましていなさい

雨が降っている。

静かに降り続く雨。
窓ガラスについた水滴に触れてみた。


「あなたはどこからつくられたの?」

空を見上げると厚い雲。

あのずっと上には今も太陽が輝いているのに ――



神様との関係もそうね、同じだわ。

偉大な造り主である神様と私たちの間にも、この雨雲のような分厚い罪のかたまりがあって、そこからくる あらゆる悪いものが私たちを苦しめている。


この雨雲さえ突き抜ければ 明るい太陽が見られるのと同じように、この罪を解決するなら私たちは救われて明るい光の中に入れられる。


あぁ主よ。どうか どうか助けてください。あわれんでください。

人々が あなたにあって救われますように。


少し開いた窓 ―― そこから私をじっと見ている者がいる。

サタンはどこにでもいて、どこからでも攻撃を仕掛けようとして狙いを定めている。

目だけが特別目立つ顔のサタンは気味の悪い声で言った。



「ばか者め〜、ばかな事ばかりぬかしおって。
この くそ女め、くそったれ、お前なんか死ねばいい。死ねばいい」


そう言って、しがみついていた窓、そこからフッと手を離し姿が消え去った。

声だけがかすかに残って…「死ね、死ね、死ぬがいい」



ふり返ると背の高いサタンがそこにいた。

知ってるわ、このサタンは。前にも苦しい目にあわされたもの。


「お前は ――」


サタンが言いかけた時、主の名を呼んだ。


叫び声は途中で遮られて のどを強く絞めつけられて声が出せない。

心の中で叫び続ける。

「主よ〜!!」


頬に一滴の血が落ちてきた。主の血が!私を助ける。

主の御名が私を強め生かす!


イエス様の御名と血潮で追い出しを始めると、絞めあげた その手から力が抜けた。


あぁ、息が出来る!!咳こみながら主の名を呼んだ。



とりなしはクリスチャンの誰もがするものだけど、私はすれば必ずこうやって攻撃される。


祈れば祈る程、強いサタンが送られて来て、目を覚ましていなければ やられる。

私を助ける方がおられなければ私はとっくの昔に滅ぼされていた…



≪ 娘よ ≫
主が来られると背の高いサタンはあっという間に黒い霧のようになって消えていった。


≪ わが子よ ≫
ひれ伏して主をお迎えすると、イエス様の足が目の前に見えた。


≪ 娘よ、おいで。今日はある所にあなたを案内しよう。従っておいで ≫


「はい。」
主の前に立ちあがると、主は絞めつけられた私の首にそっと触れて癒してくださいました。


≪ さぁ、これで良い。行こう ≫

「はい」



≪ 終わりの時には いろんな事が起こって来るぞ、娘よ。しっかり目を見開いて眠らないようにしていなさい。
霊の目はいつもしっかりと見張っているのだ。
多くの者たちが連れて行かれる地獄は休むことなく使者(悪魔たち)を送り出している。

もっと人間を苦しめるために休まず動き回っているのだ。


人間の肉の目には映らないだけで、多くの事が霊の世界には起こっているのだ。

人間は自分の目に映らなければ、それはいないと考える
狭い考え方を持ち続けるならば、何も分からず間違いなく連れていかれる。

行き先は真っ暗闇にだ。


さぁ、着いたよ ≫


1つの大きな泉がありました。


何だろう。暗〜い泉

水が急に動き出し、かき回されたようになりました。


1匹の竜が、目玉の飛び出した竜が出てきました。


「オレたち、悪魔は世のものなら何だって与えられる。そうやって人のたましいを取り引きして愚か者どもは1つしかない自分のたましいを富や名声、世のあらゆるものと引き換えにしているんだ。



オレたちと取り引きするなら 娘よ、おまえにも世のあらゆるものを与え、贅沢に暮らさせてやろう。オレたちは何でも持っている。
ただ、おまえの持っている ちっぽけなたましいを差し出すだけで良いのだ。あらゆるものがあるぞ。


きっとおまえの内にある欲を満足させ、虜にしていくはずだ。

人間にとって こんな楽しみは他にないはずだ。

われらは それを全部持っている。
さぁ、こっちへ来い。そうすれば世の楽しみを いくらでも教えてやれる。



クリスチャンになってからというもの、おまえは自分の肉、あらゆる欲を忌み嫌って打ち叩いてきたが―― 無駄なことだ。

大バカ者のする事だ。


世には こんなに楽しみがあるというのに、それを自分から捨てようとするのか?味わおうともせずに。


だからクリスチャンはバカだと思われる。
酒も飲まず、博打(ばくち)もせず、淫乱な事を見ようともせず、そんな場所へ行こうともしない。

しかし、そんな場所には おまえたちを虜にしてやまない 大いなる楽しみが溢れているのだ。」



聞いていて気分が悪くなってきました。


≪ 娘よ。心配するな。言ってやったらよい ≫


「私は行かない。私はそんなものは何もいらない。惜しくもない。
十字架が好きなのよ。私の罪を贖ってくださったイエス様が大好き。
―― そしておまえは大嫌い。沈んでしまいなさい!」



「ばかな娘だ。愚か者。きちがい沙汰だ。だからクリスチャンはわれらの敵だ」


暗〜い水の中へ竜は沈んでいきました。



【ルカの福音書9:23-26】
イエスは、みなの者に言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを救うのです。人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、損じたら、何の得がありましょう。もしだれでも、わたしとわたしのことばとを恥と思うなら、人の子も、自分と父と聖なる御使いとの栄光を帯びて来るときには、そのような人のことを恥とします。


【第1テモテ6:6-12】
しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です。私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることもできません。衣食があれば、それで満足すべきです。金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。しかし、神の人よ。あなたは、これらのことを避け、正しさ、敬虔、信仰、愛、忍耐、柔和を熱心に求めなさい。信仰の戦いを勇敢に戦い、永遠のいのちを獲得しなさい。


警告のラッパ
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