【東大阪市にお住まいの皆さまへ】
近鉄 八戸ノ里駅・徒歩3分の 八戸ノ里キリスト教会 です

天国の門とサタンの策略

私が祈っていた時、イェスさまの手が差し出されました。


(娘よ、さぁおいで)


私は水の上に浮かぶ大きな葉の上に座っていて、辺りはきらめいています。

そしてイェスさまが差し出す手を握りました。


――すると、私の体は浮いて主と同じように、空中に立っています。

見ると、天に向かっていく透き通ったように輝く階段が見えました。


(さぁ、行こう)


天使が舞っています。

幅のとても広い美しい階段です。


青空に透き通るように輝き、天ははるか上にあり、明るく光を放っています。


天使が飛びながら近づいて来てくれました。

金髪の可愛い女の子です。


とても可愛いです。

「久しぶりね!」声をかけてくれました。


「あなたに会うの初めてじゃないのよ。でもしばらく天国に来なかったね。地獄が多かったの?」


「そうよ。地獄へ連れて行ってくださったので、暗闇の世界が多かったの。
人々が悲鳴をあげ、泣き叫び、苦しみ、歯ぎしりして――

燃え上がる炎に、燃えあがる人々。今、思い出しても鳥肌になるわ」


目を閉じた私の顔に、天使が可愛い手を触れました。


「この階段を上っていったら、きらめく天国の門があるわ。今日は天国で良かったね!私も一緒に上ってあげる」


イェスさまは左におられて、真ん中は私、右には可愛い天使がいます。


ふと私は立ち止まりました――「イェスさま、私どうしたら良いですか?」

真剣な眼差しでイェスさまを見つめます。


イェスさまの厚みのある手が、返事の代わりに私の頭に置かれました。


――あたたかい手…とても、とても優しい手…。


涙がこぼれてきて止まらなくなりました。


泣きじゃくる私に、天使は驚いて
「どうしたの?この上には素晴らしく美しい神の国があるのに何故泣いてるの?」


「ごめんね。何でもないの。ただとっても泣きたかったの」

私はひざまずいてイェスさまに礼をしました。


(さぁ、大丈夫だよ。わたしはあなたの事は何でも知っているんだから。

あなたの心の中のことは全部、全部知ってるから。行こう)



上って行くと、ペガサスが待っていてくれました。


「あぁ、待っていてくれたの?私はあなたが大好きよ!」

懐かしくて首に抱きつくと、私の髪をペロッとしてくれました。


ペガサスは、さぁ乗りなさい―そう言ってくれているようです。

イェスさまが先に乗られ、私は前に乗せていただきました。


(行くよ)


風になびく美しいたてがみに顔をふせました。


「大好きよ。大好きよ」心の中で話しかけました。


「知ってるよ。知ってるよ。僕も君が大好きだよ」ペガサスの思いが伝わってきます。


(さぁ着いた)


イェスさまが教えてくれました。
天国の門です。


イェスさまは私が降りるのを助けてくださいました。


「またね…」ペガサスに触れると「また会おう」ペガサスの目が語っていました。

また、私たちは必ず会えるわね。



イェスさまに連れられて門を入りました。


イェスさまは急いでおられます。

何故でしょう?!


(さぁ、おいで)


あの泉のそばにやって来ました。


「主よ。この泉には以前も来ましたね」


(そうだよ。以前にも来た。しかし以前とは違うものを見せるのだ。)


泉は風もないのに波立ち始め、波紋が起きました。

さざ波がどんどん強く激しくなっていきます。


何故?何故こんなに荒くなるの?まるで大海のような激しい荒波。


これはもしかしたら地上に起こる激しい本当に激しい荒波なのね。


すごい恐いわ。
あの津波を思い出します――

すべてを飲み込んでいった大波。あの大震災を。


たくさんの人々と、その生活の全てを飲み込んでいった激しい大波――

鳴き声が聞こえる。悲しみ、むせび泣く声、声、声。

わめき、泣き叫び、全身で悲しみを現しています。


あぁ~~、主よ。こういう事が再び人々に襲いかかるのでしょうか?


世界のどこか――でも人々の髪は黒髪だわ!


泉は、また別の場所を映し出しました。


突風が吹き、物が飛ばされていきます。

吹きまくる嵐のようです。


とても暗いわ…夜なの?車のライト、怒号する人々、どこ?ここはどこ?

ことばが聞こえます。


「人は、命が突然奪われても何も悟らない。悟れない」


突然何かが落ちてきました――何?

燃える火、タールのような激しい火の固まり。


「最後だ。最後だ―この世の終わり」サタンの声です。

真っ黒い非常に醜いサタンが炎の傍に立っています。何匹も、何匹も。


「もうすぐ、この世の終わりがやって来る。地獄へ連れ帰るたましいはどこか?

クリスチャンもたくさん連れ帰ろうぞ。彼らは名ばかりのクリスチャンだから何の力もない奴らだ。


しかし力のある者どもは、そうはいかない。今のうちに誘惑で落とすか」


サタンたちが皆、ひと所に集まって話し合っています。


気味の悪い光景がかき消されるようにして、初めのさざ波に戻って行き、後は、鏡のように静かになりました。


私はイェスさまを見つめました。
「主よ……」


(これから、ますます厳しい時代がやって来るのだ。心せよ。娘よ。
さぁ、わが子よ。あなたに必要な力を今、与えてあげよう。

あなたは学んでいるからだ。娘よ、あなたは学んでいる。


訓練をことのほか喜んで受け、自らが変わらなければと心に決めている娘よ。


あなたは人を変えるよりも、まず自らを打ち、悔い改める事により相手が変わることを望む。

そうだ。それがふさわしい事なのだ。


娘よ。あなたが望むならば、さらにわたしが、あなたを取り扱っていこう。)



警告のラッパ
一覧へ戻る