第10課・詩人のさまざまな願い
詩人の一番大きな関心事は主のことばを守ることであった。
高ぶる者どもが あらゆる策略を使って攻めてくる時も、それに敵対せず、神にすべてをゆだね本人はみことばに専念した。
それは詩人は何よりも 神との関係を一番にしたからだ。
苦難の中で詩人が願ったものが何であったか本文に現している。
? みことばを悟ることが出来るように 悟りを求めた
【 詩篇119:73-74 】
あなたの御手が私を造り、私を形造りました。どうか私に、悟りを与えてください。私があなたの仰せを学ぶようにしてください。
あなたを恐れる人々は、私を見て喜ぶでしょう。私が、あなたのことばを待ち望んでいるからです。
詩人は自分の肉の欲を満たすために願ったのではなく教会全体の益を求めた。
私たちは神のみこころを分別し、悟った時に 自分に与えられた使命を果たすことができる。
真理に対する自覚がないので、すべての生活は無益になる。
私たちはみことばを求めなければならない。
その願いに対して主は必ず知恵・悟りを与えて下さる。
【 マタイの福音書5:6 】
義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるから。
? あわれみで生かしてくださるように願った
【 詩篇119:77 】
私にあなたのあわれみを臨ませ、私を生かしてください。あなたのみおしえが私の喜びだからです。
みことばを喜ぶ者に神様は愛・喜び・平安を与え その人を生かす。
苦難を通して詩人は自分の罪に気付いたので、苦難の中で神につぶやいたのではなく、みことばに立ち返り、神のあわれみを求めた。
神だけを見上げ、みことばを行いながら生きることを願った。
私たちの罪が赦され、私たちが救われたのは、私たちの正しい行いではなく、神の恵みとあわれみによるものである。
旧約の信者たちも、聖霊によって恵みの原理を悟り 主の恵みとあわれみを求めた。
【 ローマ3:24 】
ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、値なしに義と認められるのです。
? 主のおきてを完全に守ることができるように求めた
【 詩篇119:80 】
どうか、私の心が、あなたのおきてのうちに全きものとなりますように。それは、私が恥を見ることのないためです。
高ぶる者どもが、詩人を倒そうとしてる最中でも神様だけに頼り、みことばを守ろうと努力した。
また人間的な方法に頼って 悪の勢力と戦おうとせず、神のことばを守ることで、問題が解決されることを願った。
このように聖徒たちは いつもみことばを一番にして、全ての関心を集中して守るように努力しなければならない。
【 申命記5:33 】
あなたがたの神、主が命じられたすべての道を歩まなければならない。あなたがたが生き、しあわせになり、あなたがたが所有する地で、長く生きるためである。